ソニー(6758):株価上昇余地が見込まれる成長期待の高い企業

ソニー(6758):市場平均予想(単位:百万円)

企業概要

 民生エレクトロニクスメーカーの大手。1946年の創業以来、「人のやらないことをやる」をモットーに、トランジスタラジオやウォークマン、プレイステーションなど画期的な商品を生み出し成長。

 他社の買収や提携により事業を拡大。現在では日本で最も連結子会社の多い事業持株会社として、エレクトロニクス分野から映画、音楽、金融からスマートフォン、ゲーム、金融と幅広い領域で事業展開しています。

 事業領域の広い同社ですが、テレビなど競争が激しい分野は投資を抑制し、資産をスリム化。同時に高付加価値品に注力するという利益確保を最優先とした方針に。一方、イメージセンサーなど成長が見込まれる分野においては、投資を積極化し、固定資産も拡大しています。

注目ポイント

 現在業績をけん引しているのがプレイステーションを擁するゲーム分野。19/3期1Qにおいても低調事業の赤字を十分補うだけの大幅な伸びを記録。新たなパイプラインも控えていること、また蓄積型事業である会員サービスも着実に伸びていることなどから、引き続き好調が期待されます。

 もうひとつ、成長が期待できるのがイメージセンサー。同社はモバイル向けイメージセンサーで世界シェアトップを誇り、高機能化・複眼レンズ化などを背景に需要を伸ばしています。今後は車載向けやIoT機器など「目」が必要となる様々な機器・機械分野で需要拡大が見込まれる分野です。

 19/3期の見通しはゲームが想定超えとなった1Q業績を踏まえ売上高が上方修正されました。一方、営業利益については赤字転落したモバイル分野の事業リスクを勘案し据え置きとされています。この点、事業リスクはゲーム以外の上振れ分の合計がそのまま相殺される規模が織り込まれており、これには保守的だとの見方が広がっています。通期については計画を上振れる可能性が高いと思われます。

 金融を除いた分野、特に注力すべき競争優位性の高い分野において着実にキャッシュを生み出しており、それによって財務改善も進んでいるのは好印象です。

 株価水準には割高感はなく、下がったところでは買いたい。

【PROFILE】戸松信博(とまつ・のぶひろ):1973年生まれ。グローバルリンクアドバイザーズ代表。鋭い市場分析と自ら現地訪問を頻繁に繰り返す銘柄分析スタイルが口コミで広がり、メルマガ購読者数は3万人以上に達する。『日本人が知らなかった海外投資 米国株』他、著書多数。最新の注目銘柄、相場見通しはメルマガ「日本株通信」にて配信中。

Source: マネーポストWEB

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