S FOODS(エスフーズ):肉ブームと共に中長期的な成長に期待

S FOODS(2292)

S FOODS(2292):市場平均予想(単位:百万円)

企業概要

 S FOODS(エスフーズ)については2017年4月21日に私のメルマガ「日本株通信」の分析レポートで取り上げ、当時から株価は40%上昇しています。長期的にはまだ成長余地のある企業と考えています。

 同社は1967年創業の「有限会社スタミナ食品」を前身とし、スーパーや飲食店などに向けて食肉や内臓肉を販売する食肉卸を主な事業としていました。

 やがて、「こてっちゃん」に代表される一般消費者向けの牛・豚肉の加工商品の製造、生産、小売と事業規模を拡げ、現在では食肉の生産・加工から卸売、小売・外食事業まで一貫して手掛ける「総合食肉企業」に成長を遂げました。

 実は同社は「いきなりステーキ」を展開するペッパーフードサービスの危機を救っています。ペッパーフードサービスが食中毒問題で経営危機に見舞われ、卸業者が危機管理の観点から同社に食肉を納入しなくなった時に、ペッパーフードサービス社が実直に経営再建に向けて頑張っていることを評価して、エスフーズは手を差し伸べ、納入を続けました。

注目ポイント

 見事にペッパーフードサービスは回復し、今や飛ぶ鳥を落とす勢いで「いきなりステーキ」を展開。恩返しではないですが、現在は「いきなりステーキ」の7割の肉はエスフードから仕入れており、エスフーズはペッパーフードサービスの11.8%の株式を保有する第2位の株主となっています。

 同社の2018年2月期の業績は売上が初めて3000億円を突破し、経常利益・営業利益ともに過去最高を更新しました。

 この好業績の背景には主力の「こてっちゃん」が販売を伸ばしたことや国内外での和牛・食肉ブームが追い風となっています。豚肉ブランド「ゆめの大地」、高級品種アンガスビーフに特化した「オーロラアンガスビーフ」、国内ブランドの「神戸牛」などが好調。

 この背景には糖質制限ダイエットブームが関連していると思います。今までは肉は太るとのイメージがありましたが、太る原因は糖質で、肉そのものは健康食のひとつ、という認識が進んでいます。もちろんいきなりステーキへの納入拡大も追い風でしょう。

【PROFILE】戸松信博(とまつ・のぶひろ):1973年生まれ。グローバルリンクアドバイザーズ代表。鋭い市場分析と自ら現地訪問を頻繁に繰り返す銘柄分析スタイルが口コミで広がり、メルマガ購読者数は3万人以上に達する。『日本人が知らなかった海外投資 米国株』他、著書多数。最新の注目銘柄、相場見通しはメルマガ「日本株通信」にて配信中。

Source: マネーポストWEB

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